〜The relationship between Dominant and Submissive 〜

理性的で、人として尊敬できる独身のDominantの方との奇跡を信じて…

緊張の個室へ…



オープンスペースの診察室から個室に移り、初めて目にした光景は、真っ赤な歯科チェアーでした。






オープンスペースに比べて、ラグジュアリーで特別感のある仕様になっており、そこに横たわるのは少し気恥ずかしい気がしました。






また、そこで受ける診察は、今までとは違い、子どもである特権は許されない…大人の女性のように慎ましやかに振舞わなければいけないような気もして、とても緊張しました。





それに個室に移ってからは、今までの赤ちゃんのような子ども扱いとは違い、言葉も敬語で話してくださるようになりました。
尊重してくださっている事の嬉しさがありましたが、それと同時に緊張も高まりました。先生はいつも通りとても優しく紳士で人柄はオープンスペースの診察の時となんら変わりはありませんでしたので、安心と信頼はしていました。






ただ、チェアーに座り、診察台を倒される際には必ず「今からは、先生が憂果ちゃんの唇とお口の中を自由自在にする時間になります。絶対に痛くはしないし怖くないから安心してお口を開けていてくださいね。ただし先生がヨシと言う迄は閉じてはいけませんよ。」
と言われ…





更には「上の前歯を診るから、たくさん唇を裏返しにしなければならない。でもそれは憂果ちゃんの為にする事だと理解してください。だから恥ずかしがらずに頑張れますね?」と、言い聞かされていました。。






この言葉を言われながら、私の座る真っ赤なチェアーはゆっくりと倒されてゆくのです。






先生は優しく微笑みながら丁寧に敬語で説明してくださるのですが、この頃の私はまだはっきりとは言葉の意味がわかっていませんでした。





ですが、優しくて信頼している先生の言葉だから、頑張らなくちゃいけない・言われた事は守らないといけない…という想いだけはありました。






そして回を重ねるごとに次第に先生のその言葉を聞くと「今から緊張の時間が始まるんだ…」と、多少はドキドキしていったように思います。